企業発展を目指して人事制度を導入したものの、うまくいかないケースは少なくありません。今回は人事制度がうまくいかないとき、何が原因として考えられるのかを紹介します。
目的が不透明
そもそもなぜ人事制度を導入するのか、不透明になっている場合があります。たとえば「従業員のモチベーションを向上させて、離職率を下げたい」「従業員の努力を評価して利益を還元したい」など、何を目的としているかを明確にしましょう。
目的を明確にすると、どの様な人事制度を構築するのがベストなのかが見えてきます。企業自体の目標も合わせて確認しながら、最適な制度に改革するとよいでしょう。
慣れていない
人事制度はしっかりしていても、評価に慣れていない人が実施してしまうと、制度そのものが機能しません。基本的に評価も従業員たちが自ら行うものなので、まずは制度の仕組みや実施の方法などをレクチャーしておきましょう。
企業によってはこのような問題を避けるために、評価担当者へ人事制度の解説やレクチャーなどを行っています。事前に最低限の知識を身に付けさせたほうが、実際に実施したときに問題が起こるリスクを回避できるでしょう。